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聖画像“イコン”(せいがぞう“イコン”)

聖画像“イコン”
せいがぞう“イコン”

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イコンは、おもに東欧諸国に分布する東方正教会において崇拝される聖画像です。キリスト・聖母・聖者などの聖画像を板や金属板、ときには麻布などに描き、礼拝対象として信徒の信仰生活上重要な意味をもっています。教会聖堂のみならず信者の私宅にも祀られ、日々の心の糧に供されていますが、画像そのものは決して礼拝対象とはなりません。真の礼拝は画像が表すその実像、すなわち神性に対して向けられるのです。本例の画像はニコデモの外典福音書の記述に基づいています。キリストが“生き身で”降臨したことを示すもので、正教会における復活の象徴としてよく用いられる題材です。

地域:(伝)ギリシア (伝)16世紀
木板テンペラ彩画 30.5cm×26.0cm
資料番号:84-143

展示中 1-0
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