漁舟“タタラ”
漁舟“タタラ”
ぎょしゅう“タタラ”
タオ社会には二種類の伝統的なスタイルの漁舟があります。一つは8~10人乗りの大舟「チヌリクラン」であり、もう一つは例品のような小舟「タタラ」です。どちらも大きさこそ違え、同じようなゴンドラ型をしたスタイルとなっています。
タタラは気のあった友人同士が、舟の持ち主を中心に集まって出漁するために使っています。このスタイルの舟は安定が悪く、出漁中にもよくひっくり返ります。タオの男たちはそのたびに、水を掻き出して元に戻しながら、漁に勤しんでいます。
地域:台湾 蘭嶼 民族集団名:タオ(ヤミ)
20世紀前半 木造構造船 全長396.0㎝
20世紀前半 木造構造船 全長396.0㎝
資料番号:00186

