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家宝の壺“ピナシギシギシガン”(かほうのつぼ“ピナシギシギシガン”)

家宝の壺“ピナシギシギシガン”
かほうのつぼ“ピナシギシギシガン”

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台湾南部山地に暮らすルカイやパイワンの社会では、太陽が壺の中に卵を産み、そこから首長家の始祖が生まれたという伝説があります。そのためこのような壺には神聖な力が宿っていると考えられ、グループのリーダーである首長家に代々伝えられ、大切に秘蔵されてきました。
また、かつてはこのような壺をたくさん所有することが首長家の富や地位を表すことにもなりました。婚礼の際には結納品として、また報酬や賠償として一種の財産のようにあつかわれました。

地域:台湾 高雄県 民族集団名:ルカイ
20世紀前半  素焼土器  高33.2cm
資料番号:17231

展示中 1-0
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